2005年06月01日

配達マスター

 じょーんがフリーター時代に最も長く続いたバイトはピザの配達。4年ぐらいやっていた。今でも配達は誰よりも速かったと自負している。

 この手の業界はスピードが命。近距離を速く配達するコツはいくつかあるが、それはまたの機会に話すとしよう。

 じょーんはその4年間、ピザ屋をメインにいろいろなバイトをかけもちしていた。一番印象に残っているのがピザ配達に加え、すしの配達もしていた時。(22歳だったかな)すし屋にいたのはたった半年なのに、その半年間に時給が2回も上がったからだ。

 入ったときは時給750円だった。ところが3ヶ月後には50円上がって800円。更に2ヶ月後、辞める旨を店長に伝えたらまた50円上がって850円。

 どうして辞めるのに50円上がったかって?それではお話しましょう、じょーんがどれだけ命をかけて配達していたかを・・・。


 まず話しておかなければならないことは、地図を見て配達する家をいかに早く頭にたたきこむか、と言うこと。すでに配達するモノが出来あがっているのに1分も2分も地図を見ていたのではかなりのタイムロス。

 じょーんはせいぜい20〜30秒もあれば頭に入る。というのはフィーリングで暗記してしまうからだ。ポイントは2つ。
 
 1つ目。地図を見て、その配達する家とその周りをボーっと数秒ながめる。そうやってその地図の映像をなんとなく頭に焼きつける。この「なんとなく」というのが重要。完璧に暗記してしまっては、次の配達に行くときに前の映像がよみがえってきて、何が何だかわからなくなってしまうのだ。
 
 2つ目。例えばその配達する家が、コンビニ(サンクスとしよう)を左に曲がって、3本目の道を右に曲がり、4軒目の家としよう。この場合はサンクス・左・3・右・4などと暗号のように覚える。

 この2つを「なんとなく」頭に入れれば配達できたも同然。たいていはこの「左・3・右・4・・・・」でたどりつけるが、仮に近くまで行って忘れてしまったときは、「なんとなく」頭に焼き付けた地図を思い浮かべれば良い。(じょーん、こういうアバウトなの得意です)

 この「なんとなく」暗記が、すし屋でとても役に立った。

 この業界では近い時間帯に近い住所の家から注文が入ったときは、両方出来あがるのを待って、一人で2軒配達する(これを2ケツと言う)。

 じょーんはすし屋のときに10ケツ以上{注1}したことがある。基本的に地図を持って行くことはできない。1軒、1軒完璧に暗記していたのでは、3〜4軒目で必ず訳がわからなくなる。いかに「なんとなく」全ての家を暗記するかが重要なのである。(ちなみにこの配達を終えて帰ってきて、更に8ケツした{笑})まさにアバウトじょーんだからこそなせるワザ・・・。

 もちろん、速く配達するためにはスピードも出した。住宅街の細い道でも常に60キロ。普通の道路では70キロぐらいかな。(がむしゃらにスピードを出してもあまり意味がない。信号にさえつかまらなければ良いので。)

 
 一時停止を無視してきた車に突っ込まれたこと数回、人と接触したこと数回、見通しの悪い小路から大きな道路にイチかバチか突入したこと数回(笑)、歩道を走ったこと数知れず、車をぶつけたりこすったりしたこと数知れず、急ブレーキで助手席に置いてあったすしがフッ飛んだこと数知れず・・・・(このへんにしておこう{笑})

 このまま配達を続ければ、近い将来、必ず新聞に載ると思い(笑)、じょーんはついにこの業界から足を洗うことを決意した。その旨を店長に告げると、

 「今まで本当によくやってくれた(たった半年なのに。)、君が辞めるのは残念だが、せめてものお礼として、最後の1ヶ月時給をもう50円上げよう!」(本当にいい人だった{泣})

 こうしてじょーんの配達マスターぶりは後世に語り継がれるのであった。
 
 
{注1}・・・10ケツなどはピザ配達では不可能。なぜなら全てのピザが出来あがる間に、最初の方に出来たピザが冷めてしまうからだ。冷めようが冷めまいが関係ないすしだからこそできるワザなのである(笑)。



 

 
posted by じょーん at 22:37| Comment(2) | TrackBack(0) | アルバイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ピザ配達の話だったのに、途中から寿司屋になっているね。
蕎麦屋の時は、3ケツ位までならやったことあるよ。最初に麺類を行って、それから弁当ね。蕎麦屋の大変なのは、鬼ブレーキすると、平らなところに積むから弁当やら蕎麦が吹っ飛ぶから、ブレーキに一番神経使ったよ。
Posted by DIJ@配達見習い at 2005年06月01日 23:49
すし屋に限ってはオートマばかり乗っていた。急ブレーキを踏みそうなときは左手で助手席のすしを押さえながら走れるからです(笑)。
Posted by じょーん at 2005年06月02日 07:05
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/4064685

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。