2005年04月15日

じょーんと7人の小人

 高校卒業後初めてやったアルバイトは農業機械の組み立てだった。夏の繁忙期のみ(4ヶ月程度)のアルバイト。毎日12時間労働。しかしまだ若くて馬力のあるじょーんは1日も休むことなく働いた。

 機械好きのじょーんにとってはうってつけの仕事。しかしさすがに毎日12時間働くと疲労がたまってくる。

 夜7時くらいに夜食としておにぎり2個と飲み物が支給されるのだが、このあとは眠気との戦い。集中力を要する仕事などは眠くならないのだが、稀に単純作業もある。(何百個というボルトにナットとワッシャーをひたすら組む、というような)そういう仕事は我慢できずに寝てしまった。

 そんな時じょーんはあることに気が付いた。単純作業で思わず寝てしまった時、数十分後に目覚めるとその仕事が終わっているのである。それが1度や2度ではないのである。

 一体、誰が?しかし親切な人がいるものだ。いやいや、他のみんなも忙しく働いているのにアルバイトのぼくの仕事を手伝う人などいるだろうか?

 なんとしても犯人(?)を捕まえたい。なぜこんなことをするのか。よ〜し、今度、単純な仕事がきたときは寝たふりをして犯人を捕まえてやる!


 その日、夜食の後に単純な仕事がきた。早速、作戦を決行。仕事を始めて数分後、寝たふりをするじょーん。薄目を開けて、周囲に気を配る。誰も近づいてくる気配はないぞ。更に10分経過、しかし誰も来ない。

 おかしいな・・・。今日は来ないのかな・・・。やべっ、マジで眠くなってきた・・・。じょーんがうとうとし始めたその時!何かが左わき腹のあたりでモゾモゾと動いているのを感じる!

 そっと目をやるじょーん。なんと!小人がいるではないか!(なんだコイツ?!)

 首根っこをつまみ、持ち上げる。(身の丈は10センチほど。)「誰だ、おまえ!」うっ、じょーんの顔にうりふたつ・・・。(離せよぉ〜。ぼくはアンタの分身だよぉ〜。)詳しく事情を聞く。

 どうやらこの小人は7人いるらしく、じょーんが眠っている間に仕事をしていたのはコイツらだった。(というか眠っている間しか活動できないらしい。)今日もじょーんが眠りかけたので、わき腹の入り口から出てきたところを一番ドジなこのちびじょーんA(今命名しました。)が捕まったそうだ。

 わき腹を触ってみるが何もいない。(どうやら残りの6体は体内に隠れてしまったようだ。)

 (もういいだろぉ〜。離してくれよぉ〜。何も悪いことしてないだろぉ〜。)う〜む、確かに。悪いことどころかじょーんが居眠りしている間に仕事をしてくれていたとは、なんていいヤツらなんだ。じょーんはちびじょーんAを離してやった。その瞬間、あとかたもなく消えてしまった・・・。

 それからというもの、じょーんは故意に居眠りし(笑)、ちびじょーん達に仕事をさせていた。

 皆さんももしこんな経験をしたことがあったら、それは小人達の仕業かもしれません・・・。


 
posted by じょーん at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | アルバイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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