2005年03月27日

鍛えすぎた肉体

 22、3歳の時だっただろうか、左足と胴体の付け根あたりの体内に腫瘍らしきものがあることに気がついた。この腫瘍(まだ腫瘍だとは確定していないが)、困ったことに立っている状態では触っても確認できないのだが、横たわると出現する。大きさはギョウザ大(例えが悪いよ)。
 
 自覚症状は特に無く、たまたまそのあたりを触った時に気が付いた。まぁ、特別痛みも無いのでしばらく放っておいたが、無くなる気配はない。ぼくは体の調子が悪いとすぐに病院に行くタイプ。休みの日に早速病院に行った。

 とりあえず、近所の小さな内科へ。場所も場所だけに、男の先生にベタベタ触られるのはあまり気持ちのいいものではない。先生はしばらく悩んだ末に、「う〜ん、わかんないや。大きな病院でちゃんと診てもらったほうがいいね。紹介するからそっちいって。」(ここの先生、わかんないことはわかんないとはっきり言うので、けっこう好き。)こうしてぼくはK仁会病院(大きな病院です)で精密検査を受けることになった。

 早速検査。台の上に横にさせられ、機械の中に入れられ、なんだか機械がグルグル回っている。(MRIっていうんだっけ?)ようやく検査終了。

 しばらく待たされた後、「Nさん(筆者の苗字)どうぞー。」診察室へ。うっ、先生の顔が曇っている・・・。オレの病名は何なんだ、これは腫瘍なんだろ?もう覚悟は出来ている、さあ、インフォームドコンセント{注1}してくれ!

{注1}インフォームドコンセント・・・‘説明を受けた上での同意’と訳される。この場合の使い方は正しくはないが、覚えたての横文字を使ってみたかったのでしょう(笑)。
 次の瞬間、先生の顔が満面の笑みに変わった。「筋肉ですね(笑)。」ぼくが明石屋さんまばりにズッこけたのは言うまでもない。

 「こんなところに筋肉なんて聞いたことないですよ!」先生曰く、「うん、普通の人はあまりできないんだけど、けっこう体を鍛えている人なんかはそこにもできるんだよね。」うっ、確かに思い当たる節はある・・・。

 当時のぼくはスノーボード全盛期で1シーズン100日以上は滑っていた。夏は夏で、しょっちゅう友達とサッカーしていたっけ。あっ、そういえばオレの足は左きき。サッカーでは左足ばっかり使ってる。どうりで右側には腫瘍(腫瘍ではありません)ができないわけだ。

 う〜む、納得である・・・。ぼくは看護婦さんにクスクス笑われながら、診察室をあとにするのであった・・・。

 かくしてぼくの体内には今でも‘ギョウザ’がおり、最近、水泳や登山を始めたせいか、‘ギョウザ’は‘モンキーバナナ’にまで成長したのであります(笑)。今後もさらに成長していくと思われます。

〜体内にギョウザを飼う男〜完(最初とタイトルが違う{笑})

 
posted by じょーん at 13:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 思ひ出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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